隠された祭神と成田(2) - 調査報告

今回は「隠された祭神と成田」の続きとなります。昨日までの数日間、千葉県北東部に鎮座する側高(そばたか)神社の未調査分について現地視察してきました。その報告となります。

今回巡ったのは、千葉県成田市以東の前回未調査の側高神社です。漢字表記は社によって異なりますが、基本的に全て「ソバタカ」と読むようです。以下、訪れた場所を地図に示します。

画像1:今回の調査対象(計7社)

以下、各社前で撮影した写真をご紹介します。手ブレが強くで見づらいものもありますがご容赦ください。

画像2:脇鷹神社(千葉県成田市小泉)
成田の大地の上に建つお社。やや荒れた感じではあるが、土地全体は清々しい場所である
画像3:側高神社(千葉県香取市丁子)
田んぼに突き出した里山の頂上付近にあるちいさなお社
画像4:側高神社(千葉県香取市大倉)
私の知人が祭神名を教えてもらえず、追い返された神社。側高社の中では最大規模。
画像5:側高神社(千葉県多古町本三倉)
村落内のやや荒れた感じのお社。大地の広がる中に佇み、土地はたいへん
素晴らしい。古代期はきっと繁栄した場所であっただろうと感じられた。
画像6:祖波鷹神社(千葉県香取市岩部)
今回の調査で一番問題を感じた場所。お社や土地そのものでなく、
隣接して建てられた慰霊塔に何やら良からぬ気配を感じた。
画像7:脇鷹神社(千葉県香取市伊地山)
木立の中に建てられた簡素な作りのお社。お社そのもの
よりも、周囲の雑木林の中が気になった。
画像8:稲荷側鷹合神社(千葉県香取市西田部)
調査中に偶然発見した側高系神社。簡素ではあるが、
他のお社にはない神々しさを放っていた。

結局のところ、外見から祭神が何か分かるようものは見つかりませんでした。しかしながら、地形や他の神社との配置などから多くの情報を得ることができました。むしろ、他の神社群の比較からでしか側高神社のポジションは分からないのではないかと思います。

それらの分析については今後掲載していく予定ですが、今回は簡単に現場写真を掲載するのみにて本レポートを終了させて頂きます。

なお、1月16日のメルマガでは、分析途中のものについて一部を先に公開したいと思います。


この国の神力を現す世と成れる
管理人 日月土


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