新元号「令和」と日本語起源

本日は平成31年4月30日。明日の令和への改元を前にした「平成」最後の日となりました。

令和という元号が決まった直後、万葉集に書かれた故事より前に漢籍の「文選」にそのルーツがあるとかないとか話題になったようですが、私としては、そんなことをほじくり返す前に、そもそも漢字のルーツとは何か、万葉集に使用されている日本語はどこに起源があるのかを一番の問題にすべきだと考えます。

何でそんなことを言うかと問われれば、日本語は1500年程度昔に作られた人工言語なのではないかとの強い疑いがあり、万葉集はそれから約200年後に編纂された歌集と言われてますから、新導入された日本語がやっと通用言語として当時の都市(都:みやこ)の住人の間で普及し始めた頃であると推測されるのです。

古代史を研究される方々の間では、神代文字(カタカムナ)という、現代の漢字や仮名文字よりも古い文字が日本に100種類以上あったことはもはや常識であると思います。

ホツマ文字

日本にも近い南の国、フィリピンに行くと、日本と同程度の国土面積の中に、実は100以上の言語がひしめき合っています。現在の公用語はタガログ語と英語に統一されていますが、地方に行くと、翻訳に辞書が必要なくらいかけ離れた言語が数10kmしか離れていない範囲に点在したりするのでとてもややこしいのです。

私が滞在した地域も、タガログ語が日常ではメインであっても、イロカノ語を話す人や、マイナーなパンガシナン語を話す人が集まり、中には数種類もの国内多言語を流暢に操る人も居たりしました。国語のタガログ語もフィリピン国内の一部族言語ですから、他の部族が用いるのには抵抗もある、そんな事情も含めて外国語である英語を敢えて同国の公用語に採用した経緯もあるようです。

この事実を以って日本を顧みたとき、確かに東北や沖縄など、極端に方言が強い地域はあるものの、言語そのものが違うと思うほどの差異は感じられません。実は日本語のこの言語的統一感そのものが極めて不自然なのです。

私は、1)神代文字が殆ど排除されてしまったこと、2)北から南まで2000km離れているにも拘わらずほぼ同一言語が普及していること、これらの事実から、ある時期、現代の日本語が国内政策的に全国に強制強要されたものであると予想します。

この時、フィリピンの様に既存の言語を公用語にしたのではなく、一旦それまでの全ての言語の使用を止め、新しい言語を普及させたからこそ、現代日本社会においても古い言語の痕跡をここまで排除することが可能であったのではないかと考えるのです。

■漢字は本当に中国起源なのか?

加治将一氏の小説「失われたミカドの秘紋」には非常に面白いことが書かれています。漢字の構成原理に旧約聖書の考え方が採用されているというものですが、これが絶対正しいとは言わないまでも、亀甲文字から現在のバリエーションに自然発展したという曖昧な通説よりははるかに信憑性が高いと感じます。

神代文字は、おそらく文字を神聖なものとして、主に神との交信に用いられたのではないかと考えられますが、エジプトのヒエログラフもそうであるように、古代の文字とはおそらくそういうものであったはずです。少なくとも現代の様なコミュニケーションツールとは意味合いが全く異なると考えられる訳で、漢字もそのような過程から生まれてきたとするならば、初期の文字一つ一つに神との関りが意味的に込められているはずです。

そう考えたとき、言語全般がどのように発生したのかは、全人類史を俯瞰する上で極めて重要な問題であると言えるでしょう。大陸での動きが極めて流動的だった古代世界で、果たして、漢字は中国の発明であると単純に割り切ってしまって良いのでしょうか?

つまりどういうことか?私は、漢字の発明は、実は日本起源なのではないかと考えているのです。もちろん、今充分な根拠がある訳ではありませんが、人工言語たる日本語の前身に、万葉仮名として敢えて漢字を用いたという事実、日本語としての強い親和性などを考慮すると、その可能性は高いのではないかと考えます。

そして、次の事実を知ると益々その思いは募ってくるのです


愛知県田原市の阿志神社と鬼瓦

ハングルを勉強したことがある人なら、この鬼瓦の上に書かれた文字がすぐに読めるはずです。そう

 아시 = アシ(阿志)

なのです。この文字をアヒル草文字と言う方もおりますが、伝承では豊国(トヨクニ)文字、もしくはサンカ文字と呼ばれており、日本古来の文字なのです。

私たちは通常、 大陸-朝鮮半島-日本列島 と並べたら、文明の進行方向を

 大陸 -> 朝鮮半島 -> 日本列島

の一方通行だと思いがちですが、いったい誰がそれを決めたのでしょうか?この反対

 大陸 <- 朝鮮半島 <- 日本列島

あるいは相互移動

 大陸 <-> 朝鮮半島 <-> 日本列島

もあるはずです。少なくとも、人の行き来とはそういうものであるはずです。

日本の古代史を考える上で、言語の起源も含め、大陸の圧力によって生まれた日本という歴史学上の既成概念はそろそろ打ち破るべきではないでしょうか?同時に、隣国である韓国・北朝鮮・中国を現在の国家概念でいうところの「外国」と見ていては自国の本当の歴史理解など覚束ないと言えるでしょう。


誠の神力を現す世と成れる
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